身近なゆうちょ銀行・郵便局でお金を借りたいと考えている人は多いでしょう。
しかし「いくら借りられるか分からない」「借り方が分からない」など、ゆうちょ銀行でお金が借りられず、困っている人もいます。
本記事ではゆうちょ銀行からお金を借りる方法、クレジットカードや生命保険を使った借入方法の紹介をします。
ゆうちょ銀行でお金を工面したい人は、参考にしてください。
ゆうちょ貯金担保自動貸付けの審査なしなどのメリットとは
ゆうちょ銀行で貯金をしていれば、貯金担保自動貸付を使ってお金が借りられます。
貯金担保自動貸付けは、口座残高よりも多い払い戻し請求があったとき、融資限度額まで自動的に融資が受けられる制度です。
例えば、入金されているお金が5万円のときに10万円の引き落としがあると、足りない5万円を融資してくれます。
担保にしている貯金の90%を限度に、最大300万円まで借り入れが可能です。
そもそも担保とは、お金を貸したあと弁済されないときに備えて、保険として預かるものを指します。
担保にできるもの | 貯金 |
---|---|
借りられるお金の上限 | 300万円まで |
借りられるお金の上限割合 | 貯金額の90%まで |
返済までの期間 | 借りた日から2年 (借りた日から2年以内に担保が満期を迎えるときは満期日まで) |
引き出しできる回数 | 制限なし |
金利 | ・担保定額貯金 返済時の約定金利(%)+0.25% ・担保定期貯金 預入時の約定金利(%)+0.5% |
一度に返せる金額・満期日まで返済できる回数 | 1回あたりの返済に決まりはありません 何度でも返済できます |
基本的にお金を借りるためには審査が行われ、返済能力の有無を確認するのが一般的です。
しかし、貯金を担保にできる人は返済能力を調べられません。
借り入れたお金を返済できないときは担保から返済されるため、収入がなくても問題ないと判断されます。
ゆうちょの貯金担保自動貸付は郵便窓口への申し込みが必要
貯金担保自動貸付の利用には、郵便窓口で申し込みが必要です。
貯金担保自動貸付を利用する流れは以下の通り。
1,担保定額貯金・担保定期貯金の口座を開設する
口座開設に必要な書類は次の3つです。
- 預入申込書
- 総合口座通帳
- 本人確認が行える書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
口座が開設できたら、任意のタイミングでまとまった金額を入金します。
2,貯金担保自動貸付けの申し込みを行う
申し込みに必要な書類は、以下の3つです。
- 総合口座通帳
- お届け印
- 本人確認書類
申し込みは、郵便局の貯金窓口で行います。
審査は行われないため申し込みが受理されると、すぐにゆうちょ銀行のATMでお金が借りられます。
3,期日までに返済する
期日までに、借りたお金をATMで返済しましょう。
お金を借りるときに使った口座に、借入金額を入金するだけでOKです。
口座に入金し次第自動で返済されるため、特別な手続きは必要ありません。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けのメリットは5つ!審査なしで誰でも即日借りられる
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けを利用するメリットは、以下の5つです。
- 審査がないため誰でも借りられる
- 即日借りられるため急な出費にも対応可能
- 金利が圧倒的に低いため支払い金額を抑えられる
- 担保があれば未成年・高齢者も利用できる
- 返済回数と返済金額を自由に決められる
貯金があれば誰でも利用できる以外のメリットもあるので、参考にしてください。
ゆうちょ銀行の自動貸付は審査がないため誰でも借りられる
ゆうちょ銀行の自動貸付は審査がないため、貯金をしている人は誰でも借り入れが可能です。
消費者金融や銀行から借り入れを行うときには、審査で返済能力を確認されます。
以下の人は、審査に通らない可能性が高いです。
- 定職に就いておらず安定した収入がない人
- 他社から既に借り入れている人
- 信用情報に傷がある人
ゆうちょ銀行の自動貸付なら、消費者金融・銀行から借り入れを拒否された人でも融資が受けられます。
郵便局で即日借りられるため急な出費にも対応しやすい
郵便局は即日で借りられるため、急な出費にも対応が可能です。
- 友人の結婚式に参加するためのお金が足りない
- クレジットカードの支払いができない
- 生活費が足りない
上記の状況にも素早く対応できます。
ただし、あらかじめ担保定額貯金・担保定期貯金の口座を開設しなければなりません。
郵便局の金融窓口の営業時間は、平日9時から16時です。
※郵便窓口の営業時間は、平日9時から17時のため注意しましょう。
即日・無審査・低金利でお金を借りられるサービスは、多くありません。
急ぎでお金を用意しなければならない人は、積極的な利用がオススメです。
ゆうちょ銀行の自動貸付は金利が低いため支払い金額を抑えられる
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けの金利は、消費者金融の金利に比べ非常に低いです。
そのため、利息を合わせた支払総額が低く抑えられます。
金利は以下を参照してください。
約定金利+金利 | 定額貯金・定期貯金の約定金利 (2022年12月時点) |
金利を求める計算式 | |
---|---|---|---|
担保定額貯金が担保 | 0.252% | 0.002% | 返済時の約定金利+0.25% |
担保定期貯金が担保 | 0.502% | 0.002% | 預入時の約定金利+0.5% |
2022年12月現在の定額貯金・定期貯金の約定金利は、共に0.002%です。
【参考】金利一覧-ゆうちょ銀行
銀行のカードローンの金利は14.5%ほど、消費者金融の金利は18.0%が目安。
※貸金業法で消費者金融の金利は、上限が20%と定められています。
それぞれの金利で、仮に10万円を借りたときの支払総額と金利は、以下の通りです。
支払い総額 | 金利 | |
---|---|---|
担保定額貯金を担保する場合 | 100,000円×0.252% =252円 |
0.002%+0.25% =0.252% |
担保定期貯金を担保とする場合 | 100,000円×0.502% =502円 |
0.002%+0.5% =0.502% |
銀行のカードローン | 100,000円×14.5% =14,500円 |
14.5% |
消費者金融 | 100,000円×14.5% =18,000円 |
18% |
借りたお金は、いずれ返済しなければいけません。
しかし支払う利息が多いと、返済しきれない人もいます。
お金を借りる際は、いくら利息を支払わなければならないのか事前にシミュレーションしておきましょう。
ゆうちょ銀行には、利息を算出するシミュレーションツールがありません。
以下の計算式を使って、およその利息を把握しましょう。
ゆうちょ銀行は日割りで利息が発生するため、計算式は「借入元金×借入利率(金利)÷365日×借入日数」です。
10万円を1年間(365日)担保定期預金を担保にして借り入れたときと、消費者金融から借り入れたときとで計算します。
- 担保定期預金を担保にして借り入れ
- 消費者金融から借り入れ
借入元本:100,000×金利:0.252%÷365日×365日=252円
借入元本:100,000×金利:18%÷365日×365日=18,000円
自身の支払い状況に合わせて、シミュレーションしてください。
ゆうちょ銀行の自動貸付は担保があれば未成年・高齢者も利用できる
ゆうちょ銀行の自動貸付は、未成年者や高齢者でも借り入れができます。
他の金融機関において、未成年者と高齢者は返済能力がないと見なされやすいです。
しかし担保があれば返済能力の有無は問われないため、審査なしでお金を借りられます。
例えば未成年でも、両親が子ども名義で積立貯金しているお金を担保にできます。
どうしてもお金の都合がつかないときは、両親の許可を取るのも1つの選択肢です。
ただし、無許可でこれまで積み立ててもらった貯金を担保にお金を借りてしまうと、後のトラブルにつながりかねません。
将来のお金を担保にするときは、必ず両親の許可を取ってください。
返済回数と返済金額を自由に決められる
ゆうちょ銀行の自動貸付は、返済回数と返済金額を自由に決められます。
返済期限は2年以内です。
2年以内に返済できれば、何度も返済可能で1回あたりの返済金額は問われません。
例えば、以下の通りに自由に返済できます。
- 今月はお金がないから500円だけしか返済できない
- ボーナス月には5万円一気に返済できる
- 返済期日に借入金額を一度に返済する
お金を借りている間は、通帳の残高表示がマイナスになります。
口座残高の表記が「0になる」また「マイナスでなくなる」どちらかになれば返済完了です。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けのデメリットは3つ!無担保だと借り入れできない
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けには、以下3つのデメリットもあります。
- 無担保だと借りられない
- 限度額が低いため高額の借り入れには対応していない
- 来店しないと契約できない
利用を検討している方は、事前にデメリットも把握しておきましょう。
無担保だと借りられない
貯金担保自動貸付けは、無担保だと借りられません。
審査不要かつ低い金利で借り入れができる理由は、担保があるからです。
無担保でお金を借りるには、厳しい審査を通過するか、高金利で借り入れをするかのどちらかです。
担保がない人は、ゆうちょ銀行クレジットカード『JP BANK カード』のキャッシング機能を検討してください。
限度額が低いため高額の借り入れには対応していない
貯金担保自動貸付けは借入限度額が低く、高額の借り入れには対応していません。
借りられるお金の上限は預入金額の90%以内で、最大でも300万円まで。
300万円まで借りたい人は、333万円以上のお金が必要です。
そのため預入金額が低いと、必要なお金が借りられません。
貯金担保自動貸付けを利用する際は、自分の預入金額でいくらまで借り入れができるのか、事前に確認しておきましょう。
来店しないと契約できない
来店しないと契約できない点もゆうちょ銀行自動貸付のメリットです。
職業や家庭の事情によっては、店舗までの来店が難しい人もいます。
- 内勤のため店舗が空いている時間に来店が難しい
- 子どもの面倒を見なければいけないため、外出できない
どうしても来店しての申し込みが難しい人は、Web上で申し込みから契約まで完結するカードローンを利用しましょう。
例えばプロミスなら、申し込みから契約までをWeb上で完結。
郵送物も自宅に届かないため、キャッシングが家族にバレるリスクが低いです。
カードローンの申し込みは24時間行えて、仕事や家事が忙しい人でも隙間時間に対応できます。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けでお金を借りられなくてもJP BANKカードのキャッシングを利用
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けを利用できない人は、 JP BANKカードのキャッシングの利用を検討しましょう。
JP BANKカードとは、ゆうちょ銀行が発行しているクレジットカードです。
あらかじめ設定された利用金額の範囲内なら、いつでも簡単に借り入れできます。
JP BANKカードの概要は、以下を参照してください。
年会費 | 初年度無料 ※EXTAGEのみ5年間無料 翌年度以降は1,375円(税込) ※ゴールドカードは、11,000円(税込) |
---|---|
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB カードによっては、選べない場合があります。 |
申込条件 |
満18歳以上29歳以下(高校生を除く) 満25歳以上で安定した収入がある人 満20歳以上でご本人に安定した収入がある人 高校生を除く満18歳以上の人 満18歳以上でご本人または配偶者に安定収入がある人 |
キャッシング利用枠 |
10万円〜30万円 10万円〜50万円 |
キャッシングの利率 | 15.0% |
返済回数 | 一回 |
JP BANKカードは一般カードやゴールドカードを含めた4種類ある
JP BANKカードは、以下の4種類があります。
カード名 | 対応している国際ブランド | 申込可能年齢 |
---|---|---|
ALente | VISA | 18~29歳 |
EXTAGE | JCB | 18~29歳 |
ゴールド | VISA・Mastercard・JCB | VISA、Mastercard:満25歳以上 JCB:満20歳以上 |
一般カード | VISA・Mastercard・JCB | 満18歳以上 |
カード種類ごとに申し込みの下限、上限年齢が異なります。
VISA・Mastercard・JCB、3つの国際ブランドから選択が可能です。
JP BANKカードに申し込む流れを解説
JP BANKカードに申し込む流れを解説します。
ゆうちょ銀行の総合口座を開設していない人は、事前に口座開設してください。
口座開設の申し込みは、ゆうちょ銀行の公式サイトからWeb上で行えます。
申し込みは、以下の4ステップで行います。
- メールアドレスの登録
- メールアドレスに送付されたワンタイムパスワードを入力する
- 申し込み情報を入力する
- 申し込み完了
申し込みはすべてゆうちょ銀行の公式サイトからWeb上で完結。
ただしJP BANK カードは、即日発行に対応しておりません。
手元に届くまで、申し込み完了から1週間ほど掛かります。
JP BANK カードのキャッシングを利用するメリット2つ!担保が必要なく18歳でも申し込みができる
JP BANK カードのキャッシングを利用するメリットは、以下の2つです。
- 担保が必要ないため、まとまったお金が必要ない
- 18歳以上から申込ができる
担保がなく、キャッシングの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
担保が必要ないためまとまったお金を用意しなくても借りられる
JP BANKカードのキャッシングは担保が必要なく、まとまったお金がない人でも借り入れできます。
以下の人でも、定期的な収入があり返済能力のある人であれば審査に通る可能性が高いです。
- 就職・転職したばかりで貯金がない
- アプリ課金をし過ぎてしまった
- 生活費や食費が不足している
- 結婚式が重なりご祝儀の出費が多い
定期的な収入がある人は正社員以外に、アルバイト・パートも認められるケースがあります。
現在無職であってもアルバイトを開始すれば、審査に通る可能性は高いです。
18歳以上から申し込みができる
JP BANKカードはゴールドを除く他3つのカードで、18歳以上から申込可能です。
特にEXTAGE(エクステージ)は、5年間年会費が無料で、収入が少ない人でも負担なく利用できます。
20歳未満が申込の借り入れを行えるサービスは、まだ多くありません。
旅行費・結婚式のご祝儀代・車の頭金など、若いうちはお金が必要になる場面が数多くあります。
JP BANK カードのキャッシングを上手に活用して、生活を充実させましょう。
JP BANKカードのキャッシングする2つのデメリット!年会費の不要な出費に注意
JP BANKカードのキャッシングには、以下2つのデメリットがあります。
- JP BANKカードは年会費が掛かるため不要な出費になる
- 振込依頼から入金まで5営業日かかる
JP BANKカードは年会費が掛かるため不要な出費になる
JP BANKカードは、年会費が掛かります。
カードごとの年会費は、以下を参照してください。
カード名 | 年会費 |
---|---|
ALente | 1,375円 ※初年度無料 |
EXTAGE | 1,375円 ※5年間無料 |
ゴールド | 11,000円 ※初年度無料 |
一般カード | 1,375円 ※初年度無料 |
年会費は、カードを所持し続ける限りずっと掛かる費用です。
1年間では少額に見えても、年数を積み重ねていくとまとまった出費になります。
例えばALenteを10年間保有すると、12,375円もの年会費を支払わなければなりません。
不要な出費を避けたい人は、年会費が掛からない消費者金融のカードローンを利用しましょう。
振込依頼から入金まで5営業日かかる
JP BANK カードのキャッシングは、振込依頼から口座入金まで5営業日かかります。
つまり即日の入金に対応していません。
今すぐにお金が必要な人には、向いていないサービスです。
すぐにお金が欲しい人は、即日の入金に対応している消費者金融の利用も検討してください。
例えば、プロミスなら最短25分で審査が終わります。
土日夜間を問わずいつでも振り込みが行われるため、急な出費にも対応できます。
自動で融資が受けられるため金欠にならない!ゆうちょの口座貸越サービス
口座貸越サービスとは、ゆうちょ銀行から自動的に不足額の融資が受けられるため金欠になりません。
例えば、公共料金・クレジットカードの引き落としで口座残高が不足するとき、自動で不足分が融資されます。
限度額の範囲内で融資が受けられるため、担保を持っていない方でも利用できます。
口座貸越サービスの概要は、以下を参照してください。
入会金・年会費 | 0円 |
---|---|
申込条件 | 契約時の年齢が満20歳以上70歳以下の人 |
利用極度額 | 10万円・20万円・30万円 |
利用金額 | 極度額の範囲内で1円単位 |
貸付金利 | 14.0% |
口座貸越サービスに申し込む流れ
口座貸越サービスは、Webまたは窓口のどちらからでも申し込みを行えます。
必要書類は、以下を参照してください。
- 通帳・キャッシュカードの片方
- 運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどの本人確認書類
Web上の申し込みは、以下の8ステップで行います。
- ゆうちょ認証アプリをインストールします
- アプリをインストールしたら、希望する口座を登録します
- メールアドレスを登録します
- 登録されたメールアドレス宛に、確認コードが送られてきます
- 申し込みサイトで、確認コードを入力してください
- ゆうちょ認証アプリで本人認証を行います
※本人確認書類をアップロードし、個人情報の入力を行います - 登録されたメールアドレス宛に、審査の結果が送付されます
- 審査に合格すれば、利用開始です
窓口での申し込みは、郵便局の貯金窓口で行います。
ゆうちょ銀行口座貸越サービスの3つのメリット!自動で融資が受けられるから支払いが滞らない
ゆうちょ銀行口座貸越サービスのメリットは、以下の3つです。
- 担保が不要で利用しやすい
- キャッシュカードで借り入れ・返済ができる
- 自動で融資が受けられる
担保が不要で利用しやすい
口座貸越サービスは、担保不要で誰でも利用しやすいサービスです。
無職でも配偶者に安定的な収入がある人、収入が年金だけの人でも申し込みが可能です。
現在無職でも、借り入れを行いたいときだけアルバイトを開始すれば、安定的な収入があると見なされ審査に通る可能性もあります。
まとまったお金がない人でも利用できるため、使い勝手の良いサービスです。
キャッシュカードで借り入れ・返済ができる
口座貸越サービスは、キャッシュカードで借り入れ・返済が行えます。
ファミリーマートや郵便局に設置してあるゆうちょATMや提携金融機関のATMを利用しましょう。
都合に合わせ、様々な場所で融資を受けられます。
窓口に出向く必要がないため、気軽に借り入れ・返済ができます。
返済はATM にお金を入金するだけで完結するため、手間が掛かりません。
自動で融資が受けられる
サービス申し込みが完了すると、自動で融資が受けられます。
クレジットカードの引き落とし時に、残高不足で引き落とされないトラブルを回避可能です。
残高不足でクレジットカードの引き落としができないと、信用情報に傷が付きます。
信用情報に傷が付くと、クレジットカードが作れない、消費者金融の審査に通らないといったデメリットも。
利用極度額の範囲であれば自動で融資されるため、信用情報に傷が付くのを防止できます。
ゆうちょ銀行口座貸越サービスの2つのデメリット!利用極度額が30万円で審査が厳しい
口座貸越サービスですが、以下2つのデメリットもあります。
- 利用極度額が30万円で高額借入はできない
- 審査が厳しいので利用できない可能性も
サービスに申し込む前に、デメリットも理解しておきましょう。
利用極度額が30万円で高額借入はできない
口座貸越サービスの利用極度額は、10万円・20万円・30万のいずれかから選びます。
つまり定期的な収入があって返済能力がある人でも、最大30万円までしか借り入れができません。
審査の結果によっては利用極度額が10万円になる場合もあります。
高額借入を希望する人は、消費者金融・銀行系カードローンを検討しましょう。
審査が厳しいので利用できない可能性も
口座貸越サービスは、審査が厳しく利用できないこともあります。
審査は保証会社が行います。
過去にクレジットカードの支払い・ローンの返済を滞らせた経験がある人は、審査にマイナスです。
口座貸越サービスも無担保で借りられるサービスのため、返済能力の有無はしっかり調べられると認識しておきましょう。
かんぽ生命の契約者貸付!ゆうちょ銀行に口座がなくても保険を担保にお金が借りられる
かんぽ保険の契約者貸付では、契約している保険を担保にお金が借りられます。
契約者貸付は、解約返戻金の範囲内で保険会社から貸し付けを受けられる制度です。
契約者貸付が向いている人は以下の通りです。
- ゆうちょ銀行に口座がない
- 手元にまとまったお金がない
- 定職についていないため、定期的な収入がない
解約返戻金とは、保険の満期前に解約したときに受け取るお金。
契約者貸付制度は、解約返戻金を担保にしたサービスです。
そのため対象となる保険は、終身保険のような積立型の保険のみ。
<契約者貸付制度の対象となる保険>
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
- 個人年金保険
- 外貨建保険
掛け捨て型の保険は、対象になりません。
借り入れられる金額は、一般的に解約返戻金の7割〜9割ほど。
かんぽ生命の契約者貸付制度の概要は、以下を参照してください。
限度額 | 解約返戻金の一定の範囲内 詳細はかんぽ生命のマイページにて確認ができます |
---|---|
お金を借りたときの金利 | 2.50% |
借入手続きの場所 | 郵便局保険窓口・契約者専用のマイページ |
返済期間・回数 |
|
利用回数 | 解約返戻金の一定の範囲内であれば回数に制限はありません |
かんぽ生命でお金を借りる契約者貸付の申し込み方法や流れ
かんぽ生命の契約者貸付制度は、以下の2つから申し込みができます。
- 郵便局の保険窓口
- かんぽ生命の契約専用のマイページ
初回の契約者貸付制度は郵便局の保険窓口にて申し込みを行います。
申し込みに必要な書類は以下の4つです。
- 保険証券(保険証書)
- 印鑑
- 保険契約者の本人書類
- 保険契約者名義の預貯金通帳またはキャッシュカード
申し込み書類が用意できたら、最寄りの郵便局へ申し込みに行きます。
ただし簡易郵便局は、契約者貸付制度の申し込みに対応していません。
簡易郵便局とは、日本郵便株式会社と契約している個人・法人が運営している郵便局です。
簡易郵便局は、名称が「〇〇簡易郵便局」となっています。
お金は直接預貯金口座へ振り込まれ、原則現金での支払いには対応していません。
かんぽ生命の契約者貸付のメリット!低金利のため支払い総額が少なくなる
かんぽ生命の契約者貸付を利用するメリットは、以下3つです。
- 年率2.5%で借りられる
- 保険の解約が不要なので不測の事態にも対応できる
- かんぽ生命で保険を契約していれば審査がない
年率2.5%で借りられる
かんぽ生命の契約者貸付は、年利2.5%でお金が借りられます。
消費者金融でお金を借りると金利18.0%が一般的なため、圧倒的に金利が安いです。
仮に10万円を借りたときの利息を比較した結果は、以下の通り。
契約者貸付 | 100,000円x2.5%=2,500円 |
---|---|
消費者金融 | 100,000円x18%=18,000円 |
消費者金融で10万円借りたときと、契約者貸付制度を利用して10万円を借りたときでは、利息が15,500円も違います。
契約者貸付制度は、支払金額を極力減らしたい人に適したサービスです。
保険の解約が不要なので不測の事態にも対応できる
保険を解約しないため、不測の事態にも対応が可能です。
保険を解約しなければ、万が一事故や病気になったときも保険金が支払われます。
保険を再契約する手間が掛からない点もメリットです。
必要以上に手間を掛けず借りられるため、手続きが苦手な高齢者にも向いています。
かんぽ生命で保険を契約していれば審査がない
かんぽ生命で対象となる保険を契約していれば、審査なしで借り入れできます。
返済できなかったときは解約返戻金から借入金額分が差し引かれるため、返済能力を確認しなくていいからです。
返済しきれなくても手元から現金が減らないため、金銭的に余裕がない人に向いています。
審査なしで借りられますが、希望する金額を借りられないときもあります。
借入金額は解約返戻金によって決まるため、解約返戻金が少ないと借りられる金額も少なくなるからです。
かんぽ生命の契約者貸付制度におけるデメリット2つ!保険が失効する可能性もある
かんぽ生命の契約者貸付制度には、以下2つのデメリットもあります。
- 保険を途中で解約したときに受け取れるお金が減額になる
- 借入金額によっては保険が失効する
利用してから後悔しないために、デメリットも把握しておきましょう。
解約返戻金の受取金額が減額になる
弁済すべきお金を滞納すると、解約返戻金から返済されます。
そのため滞納すると払い戻されるが減額、または返戻金が受け取れなくなるケースも。
例えば、3万円の融資を受けるために10万円の返戻金を担保したケースで考えてみましょう。
借り入れた3万円を滞納すると、10万円の返戻金から返済されるため、受け取れるお金は7万円です。
仮に全額滞納すると、返戻金は受け取れません。
受け取れる解約返戻金が減額、または全く受け取れないと、家族にも影響が出る可能性もあります。
解約返戻金を担保にする際は、家族との相談が必須です。
借入金額によっては保険が失効する
借入金額によっては、保険が失効します。
例えば借りたお金が、途中で保険を解約した際に払い戻されるお金を上回り、かつ滞納すると、保険契約消滅の能性が高いです。
保険を契約していないと、将来への備えがありません。
契約者貸付制度は必ず利息が発生するため、借入金額だけでなく利息もあわせて返済するのが義務です。
借入金額+利息で解約返戻金を上回っていると、保険契約が解除されるケースもあります。
ゆうちょ銀行で過去利用できたお金を借りられるサービス一覧!現在は新規受付が終了している
既に新規受付を終了していますが、以前は他にもゆうちょ銀行からお金を借りられるサービスがありました。
参考までに以下4つの方法を紹介します。
- フリーローン「夢航路」
- カードローン「したく」
- 財産形成貯金担保貸付
- 国債等担保自動貸付
ゆうちょ銀行は目的別のフリーローン「夢航路」を取り扱っていた
ゆうちょ銀行は「夢航路」というフリーローンを取り扱っていました。
フリーローン「夢航路」は、スルガ銀行との提携商品です。
借入金額の用途別に8つのローンに、分かれていました。
ローン名 | 借入金の利用用途 |
---|---|
自己投資応援プラン | スキルアップなどの自己投資に利用ができます。 |
教育プラン | 幼稚園から大学までの入学・進学にかかる費用に利用できます。 |
オートプラン | 車の新規購入・乗り換えに使用できます。 |
ハッピープラン | 結婚や出産などの費用に利用できます。 |
エコプラン | 屋上緑化や太陽光発電システム導入など、エコ計画に関わる費用に利用できます。 |
リフォームプラン | 自宅のリフォームにかかる費用に利用できます。 |
不動産プラン | 不動産購入資金などの不動産関連費用に利用できます。 |
フリープラン | 事業資金以外であれば利用目的に制限はありません。 |
融資額は10万円以上1000万以内で、高額融資にも対応しています。
新たな申し込みはできませんが、すでに取引を開始している人は引き続き利用できるサービスです。
自由なお金を借りられるカードローン「したく」は現在利用できない
ゆうちょ銀行はスルガ銀行と提携してカードローン「したく」を取り扱っていました。
カードローンとしての金利は低めで、年7.00%〜14.90%です。
申込条件は安定した収入があり、申し込み時の年齢が満20歳以上から満70歳以下の人。
新規受付は終了していますが、既に取引を開始している人は引き続き利用が可能です。
以前は財産形成貯金を担保に自動貸付を利用できた
財産形成貯金担保貸付では、以下3つを担保にして借り入れができました。
- 財形定額貯金
- 財形年金定額貯金
- 財形住宅定額貯金
借りられるお金は、預入金額に利子を加えた金額の90%までです。
借り入れられる金額の上限は、1つの契約につき300万円までで、貸付期間は2年間です。
担保が満期を迎えると、期間内であっても借入金額を返さなければなりません。
現在は、財産形成貯金を担保とした自動貸付の受付を行っていません。
国債を担保にしてお金を借りる自動貸付は現在利用できない
国債等担保自動貸付では、国債を担保にして借り入れができました。
借入金額は担保の80%まで、最大200万円まで借り入れが行えます。
財産形成貯金担保貸付・国債等担保自動貸付けは新たに申し込めません。
現在ゆうちょ銀行が提供しているサービスの中で、有担保でお金が借りられるのは、貯金担保自動貸付けだけです。
ゆうちょ銀行が審査なしでお金を借りたい人に向いている理由
ゆうちょ銀行には無審査でお金を借りられるサービスが存在します。
通常お金を借りる際には融資先の審査が必要になりますが、ゆうちょ銀行では以下2つの貸付サービスを利用する場合、審査なしで借りる事ができます。
- 貯金担保自動貸付け
- かんぽ生命の契約者貸付
これが審査なしでお金を借りたい人にゆうちょ銀行が向いている理由です。
審査なしで融資を受けたい人の中で、ゆうちょ銀行にお金を預けている人、積立型の保険を契約している人は上記2つの貸付の利用を検討してください。
ゆうちょ銀行の自動貸付なら、無審査・低金利で融資が受けられます。
担保となる貯金がない人は、以下2つを利用しましょう。
- JP BANKカードのキャッシング機能
- 口座借越サービス
返済能力の調査は行われますが、身近なゆうちょ銀行で借り入れができます。
高額融資を受けたい人や担保を持っていない人は、消費者金融の利用を検討してください。